前にした作業ですが、シャッターの修理です。
前々から気にはなっていたのですが、ある日オヤジがシャッターを閉めようとすると閉まらない・・・・・
部品を取り寄せて直そうかと思ったのですが、すでに50年ほどたっているシャッターで、「西日本シャッター」なる製造元はすでにないとか・・・・・
そりゃそうだろね〜(笑)
で、交換となるとシャッターだけで8〜10万、プラス今の開口部を確保しようとすると建物の改装も必要なので合計15万以上かかるそうな・・・・・
それは高すぎるので俺も親父も即却下!
オヤジは、シャッターを取っ払ってコンパネで扉を作って観音開きにすればいぃと言いますが・・・・・
極論を言うと雨水が吹き込まなければいぃのですが、せっかくあるものを安く直して使えたらラッキー!
ってなわけで、ダメもとで切って・張って・くっ付ける修理に挑戦してみました。
まず一番の悪いところは、シャッターの最下段が朽ちていることです。
これがシャッターを開けた時、レールの最上部に引っ掛かりシャッターを下げることが出来なくなっていたのです。
取り外すと、こんな感じになってました。 (まさに「これ以上いじめないで〜」状態ですなぁ〜)
ちなみに上に見えているグレーのアングル2本を溶接して最下段になるように加工しました。
シャッターが0.6〜0.7mmでしかも錆も所々あるので溶接はかなり慎重にしました。
数か所は解け落ちたので肉盛りして誤魔化してますが、強度的にはバッチリです。
あと、上の写真で真ん中にシルバーの丸い部分がありますが、そこは元々は鍵穴です。
この建物内には盗まれてまずい物は旋盤等の大物だけで、建物から出せても家の敷地から出すにはユニックを使わないと無理なので、カギはこの際に撤去して、そこに鉄板を当てて穴埋めしました。
次にレールの一番下の部分で、こちらも朽ちてシャッターが閉まりきらない状態になっていました。
ここは1mm程度の厚みの鉄板を切って、曲げと溶接で下のような写真のパーツを作りました。
レールの朽ちた部分をカットして、そこにこの部品を溶接します。
大きく段差がなければシャッターの開閉に支障はないのでOKです。
あと、シャッターの最下段がレール内でガタガタするのでレールガイドと補強を兼ねてフラットバーの切れ端を溶接しました。
これにて朽ちて開閉し辛くなっていたシャッターは、ご機嫌様で動くようになりました。
最後にスレート屋根に塗るペンキが余っていたので、お化粧して修理完了です。
これであと20年は使えるでしょう〜(笑)
ちなみにシャッターがぼこぼこになっていますが、30年も前に僕と兄貴が野球のボールなんかをぶつけて出来たものです。
それが今では自分達の子供がサッカーボールをぶつけてさらにボコボコにしております。
僕もオヤジにさんざん怒られたので、子供がボールをぶつけると怒ってます。
でも反対にオヤジは「えぇやないか〜」と・・・・・
はぃ?孫にはどんだけ甘いんじゃぃ!