器用貧乏な世界!

自己満足の趣味を綴ってます。
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エンジントラブルについて(ポンプ編)
 さて前回までをおさらいすると、不具合の症状はアイドリングでスロットルをあおるとストールする。

でもエンジンがある程度温もればその症状は改善してましたが、前回走行すると左舷エンジンは5500まで回るのに対して右舷エンジンは4500までしか回ってくれない。

スピードが乗ってきても5000までしか回らないというものでした。

で、点火プラグを新品にしてインジェクションを掃除して動作確認をしても症状は改善しませんでした。

そこで次に疑った不良箇所は、燃料ポンプです。

このエンジンには、EFIが採用しているため、燃料は低圧側(エンジンまでガソリンを引き込むポンプ)と高圧側(インジェクションに燃料を送り、圧力を掛けるポンプ)に分かれています。

そして、低圧と高圧のポンプの間にベーパーセパレーターというものがあり、そこで燃料に含まれるエアーを除去しています。

実際、低圧のポンプはエンジンのヘッド部分に取り付けられていますが、高圧ポンプはベーパーセパレーター内に組み込まれています。

作業内容ですが、低圧側は燃料も引き込まれていることから異常ないと思われるのですが、低圧側の燃料フィルターにゴミが少々沈在していたので、この際ですので新品に交換(分解掃除できない)しまして、ここはクリアーしました。

次にベーパーセパレーターのオーバーホールです。

ついている場所はエンジン右側にあります。

さっそく取り外して分解開始。

ここで、海で使用する機械ものの宿命でしょうか?どのネジをとっても塩噛みバリバリ状態です。


NEC_0008.JPG

ネジを傷めないように慎重に一本づつはずしていきます。

まずはセパレーターの高圧ポンプをばらしたのですが、このフィルターを外してビックリ!!

廃油のエンジンオイルのように真っ黒でした。

NEC_0004.JPG

これだけ汚れていると再利用はしませんが、どれだけの汚れ具合かを確かめるために紙コップに綺麗なガソリンを入れてバシャバシャやってみました。

すると・・・

NEC_0006.JPG

美味しそうなコーヒーの様に真っ黒・・・・・

3回ほどガソリンで濯いでみたのですが、治まる気配がないほどピンク色のガソリンが黒く変色します


NEC_0003.JPG

これを見た瞬間、やっつけた気分になりました。

この高圧フィルターの目詰まりが原因で燃圧が上がらずにエンジンストールやパワー不足といった不具合が出ていたのだと確信しました。

ここまでばらしたのでセパレーターも全バラしてオーバーホールしました。

セパレーター内は綺麗なものでした。


NEC_0007.JPG

かくして、ベーパーセパレーターと高圧ポンプを分解完了しました。

NEC_0002.JPG

手がべたべたであまり写真を取れなかったので一応ここで部品の説明をします。

上のでかいのが、セパレーター本体。

その下の丸い筒状のものが右からウォーターセパレーター・高圧ポンプ・低圧フィルターです。

左の方は、上からセパレーターカバーとフロート。その下が高圧ポンプの上部につく高圧フィルターです。

これで不具合も完治して気持ちよく走れると思ったので、部品が来るまでの間、ベーパーセパレーターがついているところの掃除をしてみました。


NEC_0001.JPG

上の写真でみると、青い部品がオイルフェイルターで、その上の筒状のものがマニホールドです。

ベーパーセパレーターはマニホールドの下、オイルフィルターの左側に位置します。

でもって、フィルター類など発注部品が届いて組み上げし、エンジンスタート。

まだエンジンが温もりきっていないアイドリング状態でスロットルを少し吹かしてみると、少しもたつくもののストールせず!

これはやったぞ!

その後、前回同様、意気揚々と試運転に出航!

自信満々で全開走行開始!

え?・・・え??・・・え???

なぜだ? またもや回転が上がりきらない・・・ orz

すぐさま帰航して桟橋でスロットルを吹かしてもストールしない。

なぜ?

よくよく考えると、このエンジンはコンピューターで燃焼効率などを完全にコントロールしているので、少々の不具合は補正されて回ってしまうのでエンジンが温もると症状が出難くなるのです。

ま〜結果として、燃料系もあまりいい状態ではなかったのでオーバーホールしてある程度の改善にはなったのですが、根本的な解決には至っていないということです。

あぁ〜次に考えられることは?・・・・・

各種センサー類か?またはコンピューター本体か?

ここまできていまだ根源は不明のまま、こうなると気長に調べるしか方法はないのでしょうか?・・・・・

幸い、2機掛けで左舷エンジンは好調なので、各種センサー類やコンピューターを左右入れ替えて試運転を繰り返し、原因を突き詰めるようにします。

ですのでこのトラブルネタはもう少し続きます。

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エンジントラブルについて(燃料系インジェクション編)
 前回はプラグの交換のみまでの記事でした。

今回は、燃料系としましてまずインジェクションを確認することにしました。


NEC_0005.JPG


NEC_0011.JPG

取り出したるインジェクションノズルです。

ぱっと見た感じきれいに見えますが、間近で見るとゲゲッて感じです。

NEC_0010.JPG

実は、先のほうは黒じゃないんです。

これ全部ススです。

最初、これを見るなり「はっは〜ん これが原因でパワー不足になり回転が上がらなかったんだな。」と思いました。

さっそくキャブクリーナーでシュワシュワ〜っと掃除すると見違えるほど綺麗になりました。

NEC_0009.JPG

これが本来の姿です。

この後、インジェクションの動作確認もして取り付けて完了!

さ〜これで治ったぞ!と思って意気揚々としっかり暖機運転もして試運転に出発!

あれれ?

まったっく変化なし。

すぐさま戻ってもう一度プラグを確認してもほどほどの焼け具合でした。

1発死んでるのでは?と思い、試しにアイドリングでプラグコードを1本づつ抜いてみても全気筒爆発してました。

この不具合は、そんな単純なものでもない、イジリー好きのスペシャルスイッチがONにしなければ原因の究明すらできないのでは?と頭をよぎりました。

かくして総点検開始です。

点火系は、プラグ新品・コイル抵抗異常なし・点火タイミング異常なしですので排除します。

でもって次に燃料系統の総点検です。

とここまで書いたところで、そこそこ長くなったので続きは「燃料系ポンプ編」と題して次回アップします。




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エンジントラブルについて
 さてさて・・・・・

題名のとおりエンジンにトラブルが発生しておりました。

船検を終えるまで「調整の問題だろう」とそんなに重視していなかったのですが、ところがどっこい!

調整しても症状が改善しないので不具合と認定です(泣)

とりあえず経過から説明しますと、最初に進水させたときに右舷エンジンが止まってしまい進水場所からマリーナまで1機で航回したところから始まります。

そのときは燃料にゴミ等が混ざっていたのでそれが原因だろうと思っていました。

それからしばらくは船検のために作業をしていたのでエンジンは掛けるだけで走行はしていませんでした。

確かにエンジンを掛けて、スロットルをふかすとストンとエンジンストールしていたのですが、すぐにセルをまわすと再始動していました。

当然のごとく常にエンジンの始動性は抜群でしたので不具合なんて微塵にも感じていませんでした。


で、臨時航行の耐久試験をしているときです。

右舷エンジンが思うように回らない。馬力が出ていないということがわかりました。

でもでも、そのときは船検のことしか頭になく、ケーブルの調整かな?くらいにしか思っていませんでした。

そして船検後、ケーブルの調整をやり直しても改善しない。

次に疑ったのがプラグです。

始動性がよかったのでプラグ
は確認していなかったのでプラグの不良かもと思いプラグを点検しました。


NEC_0014.JPG

するとプラグの焼け具合は、ぱっと見た感じ白・・・・・

NEC_0013.JPG

でも電極部分を見ると茶色・・・・・

総合的にいうとま〜ま〜か調度良い焼け具合です。

でも1番と4番では焼け具合が違っていたので、次に疑ったのは燃料系でした。

ちなみに、プラグを新品に交換して走ってみましたが症状は変わりませんでした。

次回、燃料系の整備をアップします。


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船検証が届いた!
 報告が遅くなりましたが、船検証が届きました。

これさえ届けばいつでも出向できるぞ〜

ってなわけで、届いてから数回出向しました。

しかしその時にエンジンの不具合が、ケーブル等の調整ではなく、本物の不具合であることが判明し現在その原因究明に没頭しています。

そんなわけで、アップするのが遅くなったしだいです。

で、届いた船検証です。


船検証届いた.JPG

個人情報の関係で船名以外は隠させていただきました。

当然のことながら、シール類も一緒に届きました。


船舶番号.JPG

周りの船を見れば「260−」から始まると思っていたのですが、「235−」から始まる番号でした。

これって何か意味があるんですよね?

ま〜これで平成25年まで走れるということです。

で、エンジンばっかりに時間がとられているわけでもありませんでして、他にチョチョイトいじったものを紹介します。

一つ目はGPSです。

電源を入れると「ピーピーピー」けたたましい音と共に「内部電池切れ」の表示が・・・・・

取替えは簡単でしたので、ホムセンでボタン電池を購入して交換しました。


GPS分解.JPG

裏のカバーを開けるとこんな感じでした。

で、基盤についているボタン電池がこれ・・・・・

GPS内部電池.JPG

これが2個ありましたので交換して元通りに組み立てました。

GPSは、このあと設定が必要なのでしょうか?緯度経度が「000.00」のまま・・・・・

この船は常に北極圏にいるようです・・・・・

でも現在はエンジンが先決ですのでこのまま放置プレーとなっています。

続きまして、取り外していたトイレです。

これも腐っていた床板をとりあえずコンパネで代用して・・・・・

トイレ床.JPG

それにお掃除をしたトイレを取り付けてこれもとりあえず完成。

トイレ完成.JPG

使用時に少し水漏れがあるのでもう少し修理が必要なのですが、これもエンジンのトラブルが解決してからにするので現在は放置プレーにしています。

とま〜こんな感じでまだまだイジリーが必要なPC君です。

まだ内装もしないといけないのに本当の完成はいつになることやら・・・・・

次回からエンジントラブルについてアップします。

そこそこボリュームがありそうなので2〜3回に分けてアップするつもりです。



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進水時の左舷ガンネル損傷痕
 久々の投稿です。

最近は、思わぬトラブルに見舞われて色々と四苦八苦しております。

そのトラブルとは、右舷エンジンのパワーが出てないことが発覚したからです。

この記事は、長いものになるのと、未だ改善の目処が立たないため追って投稿します。

で、今回は・・・・・進水時にガンネルを損傷した時のお話です。

アップするといってたのですが、何かとコチョコチョとしているうちに綺麗さっぱり忘れていたのですが、投稿がないとのご指摘をうけましたのでアップします。(読者の方々、大変申し訳ないです)

で、損傷の程度はというと・・・・・すでに修復済みです・・・・・(>_<)

これまた申し訳ない。

でもって修復後を写真に収めてきましたのでこれにてご勘弁ください。

先ずはバウスプリットのガンネルです。

ガンネル損傷 (2).JPG

色が変わっている部分がピョコンと飛び出しておりました。

その上、端っこはネジで止めてあったのですが、ちぎれていました。

これはマイナスドライバーで無理やりねじ込んで凹凸をペーパーでならしました。

次は左舷前方です。

アルミ部分ががりがりになっていました。

ガンネル損傷 (3).JPG

これも鑢とペーパーで均して誤魔化しました。

次は中ほどです。

ガンネル損傷 (1).JPG

これは完全に凹んでます。

これは誤魔化すのは不可能と思い諦めて表面のがりがりだけを取りました。

ガンネルの最後は左舷のゴム部分の傷です。

ある程度は綺麗にしたのですがこれだけ跡が残ってしまいました。

ガンネル損傷.JPG

最後の最後に、左舷前方のハルです。

ハル部分はここだけだったのですが、しっかり跡が残ってしまいました。

塗装の損傷.JPG

水面のギラギラも写りこんで見え難いかもしれませんが、修復した結果、塗装がはがれて白い下地の色が見えてしまいました。

あ〜ぁ・・・・・って感じです。

最初は、かなりひどかったのでここまで修復できればよしとするしかないですね・・・・・

それよりもエンジンです。

あぁ〜なんだか気が重い・・・・・


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船底塗装
 さてさて何かとバタバタしておりますが、本日は船底塗装のお話。

まずは何色にしようか?と考えて「黒のハルにはやっぱりでしょ?」と思っていたのですが、桟橋仲間から「派手じゃない?」と言われてました。

でもきれいだろうな〜と・・・・・

で、次にどんな塗料にするか?でした。

船外機艇ですので電飾を重きに考える必要もないので、貝類の防汚に効き目があるであろう「亜酸化銅」が含まれている塗料にしようと思っておりました。

亜酸化銅入りはどこにでもある(一般に出回っている)塗料です。

ですので塗るときにマリーナで買えばいいと思っていたのですが、当日マリーナに行くと親父さんも誰もいません。

やばい・・・・・予定が狂う!!!

どうしようかと悩んでいると、ちょうど親戚のおじさんが登場!

すると「うちの船に塗った塗料でよかったらあまってるのがあるで〜」とのこと!!

ラッキー! 

てことでその塗料をいただくことになりました。

色はというと、「」です。

買えばそこそこ値のはる船底塗料、分けてもらえるのなら何色でもOK(笑)

さっそく塗装開始!


船底塗料塗り.JPG

半分塗ったところでちょいと一服。

塗ってみれば「おぉ〜きれいジャン」・・・・・

調子のいいこと・・・・・赤だと言い張っていた輩はどこへ行ったのやら???

ちなみにいただいた塗料はこれです。


塗った船底塗料.JPG

日本ペイントのマリアートAFです。

ここら辺でよく使われている「うないち」よりちょっと色が薄いのですが、効能的には差はないと思います。

でもって一服もそこそこに残り半分とトランサム部分を仕上げます。

当然ですが、船外機の金属部分にはペンキは塗らず、そのままの状態にしてあります。

マリアートAFの金属含有物質は何かは覚えていませんが、もし亜酸化銅入り(たぶんまちがいないのですが・・・)だと電触が怖いからです。

ペタペタと塗り塗りして完成。


船検準備完了.JPG

よしよし! これで半年は大丈夫でしょう。

これから半年に一度はこの作業があるんですね。

次回はワコーのペンキを塗ってみようかな?

あれ1年放置してても貝類の付着がほとんどないって宣伝してたし・・・・・


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