器用貧乏な世界!

自己満足の趣味を綴ってます。
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クランク分割
 ようやくここまでたどり着きました。

このバイクの本来の修理するべき場所です。

問題となっている症状は、セルが空回りしてクランキングしないと言うことです。

当然のことながら、修理個所はセルのワンウェイクラッチです。

これはクランクケース内にあるのでついでにエンジンを出来る限り最低限のO/Hに踏み切ったわけです。

そしてこうやって長々とイジリーやって遊んでおります。

で、クランクケースをパックリあけてみるとこんな感じです。



左がアッパー側、右がアンダーです。

クランクは、アッパー側について離脱されました。

ミッション部分は1次側がアンダーに、2次側がアッパーについて離脱されました。

まずアンダー側をアップで写してみましょう。



オイルで汚れてはいますが、大きな傷・変形等なく問題なさそうです。

次にアッパー側です。



こちらも2次ミッション部分は1次ミッション部分と同じく問題なさそうです。

しかしクランクのメタル受け部分に若干のスラッジ痕が見られますが、触ってみても特に段差が出来ていたわけでもなく、うっすら筋が入っている程度でした。

その筋のある部分のメタルは?と言いますと、段差・筋等もなくいたって綺麗なものでした。

ま〜結果からすると小さなゴミが何かの拍子に入ってしまい、それでクランクに筋が残ったのかな?
と考えるようにしました。

実際のところ全く原因不明ですし、クランキングも非常に軽く回るのでこのまま使用することにします。

で、問題となるのがワンウェイクラッチです。

それがこれです。



アッパー側クランクケースど真ん中に鎮座しているものがそれです。

実はこの部品、初期型はよく「セルが滑る」と問題になっておりました。

その頃のワンウェイクラッチは、3本のピンでワンウェイ動作させていたようです。

それがワンウェイベアリングを使用してワンウェイ動作をさせる方式に変更になっています。

XJR1300は、対策を施した部品が使われているのですが、1200ccの後期型は微妙らしいです。

ですので1300ccのエンジンを買ってきて載せ替える人が多いんですよね。

実際、何年式から対策部品を使われているのか、僕は知らないんですよね〜

でもって、取り外したところ・・・あらビックリ!!

対策後の部品でした。

ちなみに、この部品はオク1300cc用のものがで安く出ていたので入手済みとなっております。

さてさて、これは何故セルが滑る?ってなわけで、考えても仕方ないのでバラしてみることにしました。

するとワンウェイクラッチ内のクッションダンパーに1ヶ所、不具合を発見しました。



ちょっと肩の荷が下りた感じがしました。

でもこのダンパーが割れてるだけでクラッチって滑るのでしょうか?

でもワンウェイクラッチが一式あるので丸ごと交換します。

ひとつ大きな違いがあったのが、こくダンパーです。

1200ccの物は、固くまるでプラスチックで出来ているかの様な物でした。

対して1300ccの物は、硬質ゴムそのものでした。

言葉で表現すると、1300は爪が若干食い込みますが、1200の方は全く食い込まないって感じでしょうか。

まぁ〜これにて解決してくれれば言う事なしでございます。
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