器用貧乏な世界!

自己満足の趣味を綴ってます。
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XJR1200組み立て開始
 本日からようやくバイクの組み立てに入りました。

長い間ばらしていたのでちゃんと組みあがるか不安ですが、少しづつ確実に組んでいくことにします。

先ずはエンジンを台車に載せてガレージまで運び出します。

そこへフレームをかぶせるように載せて仮止めします。



仮止めが出来れば、チェーンブロックでフレームごと持ち上げて台車から降ろしてフレームとエンジンを本固定します。



で、再度フレームごと持ち上げてセンタースタンドと前周りを組み上げます。



この状態まで持っていくとチェーンブロックを外してもバイクは自立しています。

ここまで約3時間弱です。

途中コーヒーを飲んだりタバコ吸ったりしましたが、なかなか進まないのが現状です。

で、この状態のまま放置して昼飯休憩です。

今日中にほぼバイクの形にまで持っていきたかったので途中経過の写真はありませんが、何だかんだと作業を進めて夕方にはここまで組み上げました。



取りあえず後ろ回りを組んで、ハンドルをつけて押して移動できる形にまでします。

あとは、エンジン内に水やほこりが入らないようにキャブ・エアクリーナー・エキパイを取り付けます。

日が暮れるまで余った時間でステップを取り付けて本日の作業は終了です。



今日、組んでて判った事は、前のオーナーさんはほとんどメンテをしていなかったんだろうな?ってことです。

可動部分のほとんどがグリスアップされていませんでした。

ステムのオーバーホールをしたときもほとんどグリスが載っていなかったし、しかも水を含んで乳化した古いグリスだったのです。

たぶんステムの段付きは、アンダーだけがきつく段が付いていたので、グリス切れによる潤滑不足から発生したんだろうと思います。

まだまだ交換しなきゃいけない部品がたくさんあるなぁ~・・・・・
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ステムベアリング交換
 本日は、ステムのカクカクした動きを治すためにステムのベアリングを交換します。

先ずはアッパーベアリングのアウターレースを外すところからです。



この部分は、フレームとベアリングのアウターレースの間に隙間が無いので、無理やりマイナスドライバーをかち込んで外します。



少し出来た隙間にひたすらマイナスドライバーをねじ込み、少しづつ浮かしてなんとか外れました。

でも最初にコツいた部分がやはりこんな状態になってました。



予想通りではありますが、下手くそでございます。

この捲れた部分をリューターで削って平らにします。



ちょっと解り難いでしょうが、少しづつ削っています。

で、これくらいまで平らになっていれば大丈夫でしょう。



強度的には全く問題ないと思います。

次は、アンダーベアリングのアウターレースの取り外しです。

こちらは溝が切られているので何の問題も無くすんなり外れました。



外したレースはこのとおりです。



ものの見事に段付きになっています。

アップにすると・・・・・



これじゃーカックンカックンなりますよね。

この2つのアウターレースが外れれば難関の一つはクリアできました。

次は三叉についているアンダーベアリングのインナーレースの取り外しです。

これは流石にプレスがないと出来ないので、先輩のところでプレスを借りてステムシャフトを抜きました。

写真を撮るのをすっかり忘れていたのですが、最初12tの圧力で抜くことが出来ませんでした。

で、先輩が20tにプレス用ジャッキを交換してくれて、なんとか抜くことが出来ました。

家に帰ってきてアンダーのインナーレースをマイナスドライバーで少しづつかち込んでいきます。



ステムシャフトに打痕が付いてしまいましたがちゃんと入りました。



このあと磨いて打痕はほとんど消えました。

続きまして、アッパーのアウターレースの取り付けです。



とはいっても外す時の反対の要領なだけです。



少しづつコンコンと押し込んでいきます。

綺麗に入りました。



同じ要領でアンダーのアウターレースを取り付けます。



けして焦らず、少しづつです。



間違ってもボールが収まる丸い部分には傷をつけないようにします。

レースは、所定のところまで入ればコツンコツンという音から少し高いカツンカツンという音に代わります。



レースが入れば次はステムの取り付けに入ります。

まずはベアリングにたっぷりのグリースを塗ります。



それをステムにはめて・・・・・



あとはフレームに取り付けてネジを締めこむだけです。

って・・・・手がグリースでベッタベタだったので写真はなしです。

で、完成です。



ちなみに〜

トップブリッジ下の三叉の締め付けネジは、僕はマイナスドライバーで締めこんでいきます。

少しづつカンカンと締めていって、ひとまず動きがほんの少し渋くなるまで締めていきます。

その状態から一旦緩めて本締め(先ほどより少し軽め)します。

で、今回交換した部品は下の写真のものが全てです。



これだけで5千円程度です。

ステアリングが、おかしいな?と思ったら工事は面倒ですが、交換するのはお勧めです。

劇的に改善しました。
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XJR1200 エンジン完成
 ついにXJR1200のエンジンンが完成しました。

ほぼ1年かかってやっとエンジンが完成・・・・・何やってんだか・・・・・

僕の場合、エンジンを触り始めると1ケ月程度の間にやっつけてしまわないと何をどうバラしたかを忘れてしまうんですよね。

で、今回のこのエンジンは、ものの見事に忘れちゃいまして、しかもどの部品を新しく買ったかさえも忘れちゃいました。

その上、買っていたはずの部品もなくしてるし・・・・・

ま〜そんなこんなでエンジンの最終汲み上げです。

まずヘッドにタペットシムを入れていきます。



当然、外した場所にきっちりと戻していきます。

次にカムの装着です。

これが大変、大変。

とりあえずサービスマニアルを見てみてもあんまり詳しく載ってないんですよね。

で、バラす時に書いていたメモが威力発揮です。



とは言っても、バラす時にこれだけ期間があくのが分かっていればもう少し詳しくメモっていたのですが、これだと最終の形とコマの数しかわかりません。

では期間が空くのが分かっていればどんなメモを取っていたかと言うと・・・・・・

1.カムチェーンのテンショナーボルトを外してインレットとエキゾースト間のカムチェーンを弛ませた時のカム位置とコマ数。

2.インレットカムのボルトを外してカムを浮かせた状態のカム位置とコマ数。

この2つは最低でも書いておきたかったです。

結果的にカムが取り付け完了した図しかない状態で組み上げていかなければならない羽目になっておりまして・・・・・

とりあえず「T」マークを合わます。



次にEX側のカムを掛けます。

そしてIN側のカムを掛けて徐々に固定ボルトを締めこんで仮止めします。

ここまで来てやっと確認です。



マニアルによる確認方法ですが、3番カムのところに小さな穴が開いているのですが、その穴とカムに刻まれている丸刻印が重なれば「OK」と言うことです。



チェーンの横に空いている小さな穴がわかるでしょうか?

ちなみに、ここでカム位置の印が合わなければ「T」マークを合わせるところからやり直しです。

実はこの作業を8回やってやっと合いました。

インレット側の刻印です。



エキゾースト側の刻印です。



DOHCは、この作業が一番のネックなんですよね。

でもま〜幸いにもサービスマニアルがあったからちゃんと組みあがったものの、なければ完全にお手上げ状態で、間違いなく1コマくらいずれて組んでたでしょうね。

ま〜そんなこんなでエンジンは完成しました。

ちゃんと動くかどうかは、また別の問題として・・・・・形にはなりました。



次は、フレームにエンジンを載せるのですが・・・・・・

その前に問題が・・・・・

以前、少し触れたのですが、ステムのベアリングの段付きの件です。

バルブコンパウンドでジャリジャリとやって少しはマシになったのですが、やはりカクカク感が残ります。

ステムシャフトのインナーレースの段付きはほぼ消えたのですが、フレーム側のアウターレースにはまだ色濃く残っていました。

部品をネットで検索してみても「ベアリング」としか書かれていなかったのでこのレースはどうしようもないのかと思い、「PMC」さんに電話してみました。

10年ぶりくらいに電話したのですが、店員さんが僕のことを覚えてくれててあっさりと「またそんな無謀なことしよる」と言われてしまいました。

聞けば、レースを交換できないバイクは絶対にないと言うことでしたし、ベアリングを注文するとレースもアッセンデついてくると言うのも調べてくれました。

ですので、交換することに決めました。

もしアウターレースが外れなければPMCに持ち込めば外してくれるそうなので、自分でやってみて取り返しがつかなくなる前には持ち込みたいなと思います。

でも外し方もちゃんと教えてくれたのでできるでしょう???


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