2016.03.15 Tuesday 08:15
トップカーの修理 第2段
昨年トップカーを修理したのですが、またまた修理です。
農機具は、壊れたところは極力直して長く使うのでセオリーです。
しかもこの4輪のトップカーは製造中止になっていて今ではキャタピラが主流になっております。
走行スピードが全く違うので、4輪のものは朽ちるまで使いたいものです。
さて今回の修理個所は2か所あります。
まずはデフのマウントが経年の錆等で朽ちてもげてしまったところです。
ブレーキの効きが悪く、いくら調節してもしっくりこないのでいろいろ調べてみるとフレームに亀裂があり、ブレーキをかけるとデフが微妙に動いておりました。
ハンマーでコツンとしただけでメリっと外れたました。
案外もろかったです。
スチールは溶接の際が弱くなるので金属疲労や錆に一番侵されやすい部分になりますからね。
そこで!朽ちている部分を綺麗にカットして補強を兼ねてを当て板に使用します。
まー廃材の有効利用と言った所でしょうかね。
長さもきっちり整えてこのような感じで溶接してデフマウントの台座にします。
結構ぴったりハマってるので溶接も楽チンです。
でもって、台座とマウントを溶接してこの部分の修理は完了です。
次は、プロペラシャフトです。
プロペラシャフトはエンジンの動力をデフに伝える軸です。
上の写真で言うとフレーム右側にある棒ですね。
これがどうなったかと言いますと、デフマウントの修理をして走行テストをしているとなにやらカラカラと音がしたのです。
気になる程度ではないのですが、調べてみると軸が抜けかかっているではありませんか!
上の写真では分かりにくいですが、少しシャフトが右に傾いています。
原因を考えたところ、まずデフマウントに3.2mmの台座を加えてことでデフの位置が少しずれたこと。
もう一つは、クラッチを兼用する動力ベルトを張ったことです。
上の写真がエンジンとプロペラシャフトを繋ぐクラッチ兼用動力ベルトです。
改善方法は、プロペラシャフトを伸ばせばいいのですが・・・・・
一番簡単な方法は、シャフトを真ん中でぶった切って継ぎ足せばいいのですが、溶接の歪みで軸心がずれればプロペラシャフトに付随するベアリングやフレーム、最悪の場合はデフにまで影響が出るのでこの工法は却下です。
で、最終考えたのでスプラインエンドを伸ばす加工をすることにしました。
スプラインとは下の写真で説明しますと・・・
左の白っぽいのがデフでそこから出ている茶色く錆びたモノがデフに動力を受ける軸です。
その軸に筋が入っているのが分かるでしょうか?
これがスプラインと言うもので、オス側のスプラインです。
平たく言うと歯車の一種ですね。
反対にメス側のスプラインは右からきているプロペラシャフト側に入っています。
これらがあることで機械を調整したりエンジンの振動なんかでシャフトが多少前後しても、上手く噛み合っていればしっかり動力を伝える事が出来るんですねぇ。
でもこれだけズレテいるという事は、引っ掛かり部分が少ないので確実に金属疲労が蓄積して壊れます。
で、今回は右側からきているシャフトのスプラインを延長します。
まずはプロペラシャフトを取り外して、農機具屋にお願いして廃車のモノから同じものを分けてもらいました。
それを惜しげもなく切る、キル、KILL
でこんな状態にしてみます。
で、必要な部分はここだけです。
それ以外は粗大ごみ行きとなります。
で、写真の下のほうに見えるドーナツ状の内側、このギザギザがメスのスプラインですね。
さらにこれを綺麗に加工します。
っとその前に加工に必要な旋盤を動力モーターから家庭用100vに改造途中だったので無理やり使えるようにしてっと・・・・・
旋盤でスプラインとカット面をできるだけ直角にしてくっ付けた時に隙間が出ないようにします。
それとスプラインがスムーズに入るように面取りも行います。
それで出来たのがこれです。
まーたかだかしれた部品ですが、これだけの延長で全く変わりますからね。
重ね合わせて装着してみます。
出来るだけ奥に差し込んで傾きやズレがないようにして溶接します。
綺麗に面が出ているのでこれも溶接楽チンです。
仮止めだけして取り外します。
そうしないとデフ側にはパッキンが入っているので、伝達熱で溶けてしまいます。
取り外したらカッチリ溶接していきます。
しっかり仮止めしているので熱歪みも出ず、スプラインもちゃんと通っています。
下の写真で溝がずれていないのが分かるでしょうか?
熱が冷めれば取り付けてみます。
しっかり奥までスムーズに入ることを確認して、本組します。
これでプロペラシャフトの修理?加工?が終了です。
シャフトとデフの軸がちゃんと真っ直ぐになっているのがわかるでしょうか?
走行テストをしてもシャフトの鳴りは全く出ませんでした。
農機具は、壊れたところは極力直して長く使うのでセオリーです。
しかもこの4輪のトップカーは製造中止になっていて今ではキャタピラが主流になっております。
走行スピードが全く違うので、4輪のものは朽ちるまで使いたいものです。
さて今回の修理個所は2か所あります。
まずはデフのマウントが経年の錆等で朽ちてもげてしまったところです。
ブレーキの効きが悪く、いくら調節してもしっくりこないのでいろいろ調べてみるとフレームに亀裂があり、ブレーキをかけるとデフが微妙に動いておりました。
ハンマーでコツンとしただけでメリっと外れたました。
案外もろかったです。
スチールは溶接の際が弱くなるので金属疲労や錆に一番侵されやすい部分になりますからね。
そこで!朽ちている部分を綺麗にカットして補強を兼ねてを当て板に使用します。
まー廃材の有効利用と言った所でしょうかね。
長さもきっちり整えてこのような感じで溶接してデフマウントの台座にします。
結構ぴったりハマってるので溶接も楽チンです。
でもって、台座とマウントを溶接してこの部分の修理は完了です。
次は、プロペラシャフトです。
プロペラシャフトはエンジンの動力をデフに伝える軸です。
上の写真で言うとフレーム右側にある棒ですね。
これがどうなったかと言いますと、デフマウントの修理をして走行テストをしているとなにやらカラカラと音がしたのです。
気になる程度ではないのですが、調べてみると軸が抜けかかっているではありませんか!
上の写真では分かりにくいですが、少しシャフトが右に傾いています。
原因を考えたところ、まずデフマウントに3.2mmの台座を加えてことでデフの位置が少しずれたこと。
もう一つは、クラッチを兼用する動力ベルトを張ったことです。
上の写真がエンジンとプロペラシャフトを繋ぐクラッチ兼用動力ベルトです。
改善方法は、プロペラシャフトを伸ばせばいいのですが・・・・・
一番簡単な方法は、シャフトを真ん中でぶった切って継ぎ足せばいいのですが、溶接の歪みで軸心がずれればプロペラシャフトに付随するベアリングやフレーム、最悪の場合はデフにまで影響が出るのでこの工法は却下です。
で、最終考えたのでスプラインエンドを伸ばす加工をすることにしました。
スプラインとは下の写真で説明しますと・・・
左の白っぽいのがデフでそこから出ている茶色く錆びたモノがデフに動力を受ける軸です。
その軸に筋が入っているのが分かるでしょうか?
これがスプラインと言うもので、オス側のスプラインです。
平たく言うと歯車の一種ですね。
反対にメス側のスプラインは右からきているプロペラシャフト側に入っています。
これらがあることで機械を調整したりエンジンの振動なんかでシャフトが多少前後しても、上手く噛み合っていればしっかり動力を伝える事が出来るんですねぇ。
でもこれだけズレテいるという事は、引っ掛かり部分が少ないので確実に金属疲労が蓄積して壊れます。
で、今回は右側からきているシャフトのスプラインを延長します。
まずはプロペラシャフトを取り外して、農機具屋にお願いして廃車のモノから同じものを分けてもらいました。
それを惜しげもなく切る、キル、KILL
でこんな状態にしてみます。
で、必要な部分はここだけです。
それ以外は粗大ごみ行きとなります。
で、写真の下のほうに見えるドーナツ状の内側、このギザギザがメスのスプラインですね。
さらにこれを綺麗に加工します。
っとその前に加工に必要な旋盤を動力モーターから家庭用100vに改造途中だったので無理やり使えるようにしてっと・・・・・
旋盤でスプラインとカット面をできるだけ直角にしてくっ付けた時に隙間が出ないようにします。
それとスプラインがスムーズに入るように面取りも行います。
それで出来たのがこれです。
まーたかだかしれた部品ですが、これだけの延長で全く変わりますからね。
重ね合わせて装着してみます。
出来るだけ奥に差し込んで傾きやズレがないようにして溶接します。
綺麗に面が出ているのでこれも溶接楽チンです。
仮止めだけして取り外します。
そうしないとデフ側にはパッキンが入っているので、伝達熱で溶けてしまいます。
取り外したらカッチリ溶接していきます。
しっかり仮止めしているので熱歪みも出ず、スプラインもちゃんと通っています。
下の写真で溝がずれていないのが分かるでしょうか?
熱が冷めれば取り付けてみます。
しっかり奥までスムーズに入ることを確認して、本組します。
これでプロペラシャフトの修理?加工?が終了です。
シャフトとデフの軸がちゃんと真っ直ぐになっているのがわかるでしょうか?
走行テストをしてもシャフトの鳴りは全く出ませんでした。